第42回香川マスターズ陸上選手権大会での活動報告

スポーツ鍼灸委員会委員長

松本和子

期日:令和５年１０月２１日(土)

場所：屋島レグザムフィールド(高松市立屋島競技場)
主催：香川マスターズ陸上競技連盟
　今回初めて、香川マスターズ陸上競技選手権大会のコンディショニングサポートを香川県鍼灸師会でやらせて頂きました。

　当会会員６人、四国医療専門学校卒業生１人、四国医療専門学校の学生３人の合計１０人で運営しました。

　スタジアム内救護をやりつつ、コンディショニングスペースの開催。会場のスペースの関係上、医務室、ゴール、室内練習場第３コーナー付近に分かれての活動になりました。
　スタッフ全員に赤ビブス着用、トランシーバーを携帯しました。

　このマスターズ陸上大会というのは、ベテランズとも言われ、男女とも１８歳以上であれば、競技成績に関係なく、生涯楽しく同世代の人々と競技ができます。競技クラスは５歳刻みであるため、５年ごとにクラスの最若手となり記録更新、上位入賞のチャンスもあります。
また、全日本大会に出場出来ます。アジア大会、世界大会へは、３５歳以上であれば出場出来ます。
　
　この様な特性のある大会。会場の中には谷村新司さんのCDが流れる中、黙々と審判の方々は準備しています。最高気温は19.8度、曇り、風の強い競技するには、筋肉が中々温まらない肉離れが心配なコンディションでした。

　レースの目玉は、男子１００m６組に北京五輪男子４００メートルリレー銅メダリスト、朝原宜治氏が出場。１１秒２３（追風1.3メートル）を叩き出し優勝。恐るべし５１歳。会場内の雰囲気は最高に盛り上がっていました。

　風の影響か気温のせいか、走高跳で２件ポールに激突。頭部打撲、裂傷、出血が発生しました。圧迫止血し、MRIの取れる医療機関に連絡し来院していただきました。お二人とも大事に至りませんでした。土曜日で医療機関がやっていて良かったです。

　コンディショニングスペースでは、競技前後の選手が次々と利用されていました。カルテ記入してもらい、施術の同意を頂きました。様々なリクエストがありました。マッサージ、ストレッチ、テーピング、鍼灸治療等を資格者が対応しました。皆様、「気持ちいい」「始めて鍼灸治療したけど、怖くなかった」「足が軽くなった」等の反応が多くあり、スタッフ一同感激しました。
　準備は、zoomを使った会員の研修。マスターズ協会との打ち合わせ、場所決定の折衝、使用する備品準備等大変でしたが、チームで活動出来てやり遂げた後のみんなの笑顔が見られ吹き飛びました。

　この様なチャンスを頂けた、マスターズ協会の方々に感謝いたします。