カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2023年 10月
2023年 09月 2023年 08月 2023年 06月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 07月 2022年 03月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2020年 12月 2020年 07月 2020年 05月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 07月 2019年 05月 2019年 03月 2019年 02月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2015年 10月 2015年 08月 2015年 05月 2015年 02月 2014年 11月 2014年 09月 2013年 09月 2013年 04月 2012年 09月 2012年 08月 2011年 04月 2011年 02月 2010年 11月 2010年 10月 2009年 10月 2009年 06月 2009年 04月 2006年 04月 2006年 01月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 01月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2019年 02月 07日
2月3日日曜日に四国医療専門学校にて、香川県鍼灸師会の今年度最後の生涯教育講座が開催されました。
第5回は明治国際医療大学の伊藤和憲先生にご登壇いただきました。 伊藤先生には数年前にもトリガーポイントについてご講演にいただいたのですが、 今回も、とても盛りだくさんの内容でお話いただいました。 一回ではこの頭には詰め込めない程の情報量でした。。。 参加された先生方の中にも、もう一度始めから同じ内容を聞きたいと思われた方が多かったのではないでしょうか。 養生の面から見た鍼灸師の話やこれからの鍼灸師の役割など、治療のことだけではなく、様々なお話をしてくださいました。 まずはトリガーポイント治療です。 伊藤先生は、鍼灸師とは本来痛みの専門家であるといいます。 ただ、現在は様々な要因からその立場から外れてきていると言います。 その立場、取り戻したいものです。 痛みは、急性痛と慢性痛に分けられます。 急性痛の治療では、なぜその痛みが起こっているのか、原因、診断鑑別が重要であるのに対し、 慢性痛においては「痛みを止めること」が重要であると言います。 痛みの原因が見つけられない可能性と、原因が存在しないという可能性があるからです。 また、痛いところが痛い原因である割合は3割しかないそうです。 痛みが起きているところが原因でない可能性は7割。 そのために、痛みを止める方法をいくつも知っていることが専門家としての役割です。 その一つがトリガーポイント治療です。 経穴(ツボ)を用いて治療をする鍼灸師とっては似たような考え方ですが、 それを現代医学で実用的に研究された治療法です。 トリガーポイントは圧痛よりも索状硬結を重要視し、筋膜をゆるめるわけですけれども、筋肉の層も理解して深さを調節します。 上半身、下半身でも刺激の強さを調節します。 ただツボに刺激を与えるだけでなく、眽や舌からも診察し刺激量を考え、経過を予測します。 現代医学的、東洋医学的のどちらか一方だけではトータルの治療ができないということですね。 実技でも可動域の診方や刺鍼方向、刺鍼深度について詳しくご説明していただきました。 短い時間ではありましたが、すぐにでも臨床で活用したい治療法です。 治療するだけではなく、これから悪化しないために、再発しないために、患者側にできることをお伝えしなければなりません。 養生についての先生の活動を通し、これからの鍼灸師の未来を考える機会となりました。 都会にはできない、地方だからこそできる養生、健康への道しるべを考えていかなければなりません。 伊藤先生のご期待に応えたい。ですね。 放送が延期になってしまいましたが、ためしてガッテンにもご出演しています。 お楽しみにしていてください。 伊藤先生ありがとうございました。
by kagawa89
| 2019-02-07 11:20
| ◎研修会
|
ファン申請 |
||